盗んだクルマに子供が乗っていた! 持て余した犯人の行動…

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6日未明、福岡県直方市で後部座席に2歳の女児を乗せたままの軽自動車が何者かに盗まれるという事件が起きた。犯人と見られる男から警察に「女児を車内に放置したクルマを見つけた」という内容の通報があり、警察では通報の内容どおりにクルマを発見。盗難から30分後に女児も無事保護している。

福岡県警・直方署の調べによると、事件が起きたのは6日の午前1時40分ごろだったという。31歳の女性が直方市下境にある民家前の路上に軽自動車を置き、忘れ物を取りに戻ったわずかな隙に何者かにクルマを盗まれた。

クルマには2歳の女児が後部座席に乗せられたままになっていたことから、女性はすぐに警察へ通報。警察はクルマを盗んだ犯人が女児がいることには気がつかず、そのまま乗り逃げた疑いがあるとして、緊急配備を敷いてこのクルマの行方を追った。

盗難から約20分後、匿名の通行人と名乗る男から110番通報が入り、「直方市永満寺で子供が乗せられたままま軽自動車が路上に止まっているのを見つけた。こんな時間に子供を乗せたままで放置するのは非常識ではないのか」という内容の通報が寄せられた。

警察が現場へ確認に向かったところ、このクルマが盗難された軽自動車と同一であることがわかった。女児も無事保護されたが、車内に置いてあった現金10万円入りのセカンドバッグが無くなっていることが後にわかった。

盗難現場と発見現場は約2km離れているが、警察ではクルマを発見したという通報を寄せたのがクルマを盗んだ容疑者本人である可能性が高いと見て、車内に残った指紋などを採取して、容疑者の特定を進めていくとしている。

《石田真一》

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