ゴルフのプレイ中に消える預金……1億円!

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北海道警は22日、ゴルフ場の駐車場に止められたクルマをターゲットに車上荒らしを行ない、盗んだキャシュカードで現金を引き出すなどしていた34歳の男ら3人を窃盗容疑で逮捕したことを明らかにした。

3人は1道4県で1億円以上の被害総額を出した窃盗グループの一員で、これまでに10人を逮捕しているが、現在も2人のメンバーが逃走中のため、警察では3人を厳しく追及してその行方を追う方針。

北海道警・捜査三課、同・小樽署の調べによると、この3人はゴルフ場やスキー場の駐車場に止められたクルマをターゲットに判明しているだけで100件以上の盗みを行ってきたとみられている。

駐車されたクルマのラゲッジなどに隠されたバッグなどを探し出し、キャッシュカードやクレジットカードを盗み、所有者がプレー中にその場から逃走。銀行で現金を引き出したり、クレジットカードでパソコンなどの高額商品を購入するなどしていた。

所有者がクルマに戻るのは数時間後であることが多く、発覚した際には現金が銀行口座から全て無くなっているといった状態だった。1回の被害額が970万円近いものもあり、トータルでは1億円を超える被害が出ているようだ。

男らは盗んだ現金で高級車やブランド物の高級紳士服などを購入。そのクルマを使ってゴルフ場に乗りつけるなど、窃盗グループには見えないような工夫も行っていたらしい。

警察ではこのグループが関与したとされる窃盗事件が起きた宮城、秋田、新潟、石川の各県警察本部とも連絡を取り合い、事件の全容解明を目指すとしている。

《石田真一》

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