13日に行なわれたJGTC第4戦「MALAYSIAN JGTC IN FUJI SPEEDWAY」の決勝レースは、不安定な天候に翻弄された。
30周予定の第1レースは、20周で行われることとなり、JGTC異例のスプリントレースとなった。7位スタートの#12「カルソニックスカイライン」は、1周目に5位に上がると、4周目のストレートで一気にスパート。一度に2台を抜き差ってトップに躍り出た。その後は独走態勢で2位以降との差を広げ、第1レースは#12が堂々優勝を飾った。
30周に短縮された第2レースは、完全なウェット。アクシデントによりセーフティカーが入るなどしたが、4位スタートの#22 GT-Rが2位となると、レース中盤からは2台のGT-R同士の激しいトップ争いが会場を興奮させた。しかし、#12 GT-Rはレースリーダーのポジションを譲らずそのまま逃げ切り、2レース完全制覇を果たした。
JGTC第4戦は、2レース各々のポイントを集計して最終順位が確定。2レースとも1位でゴールしたブノワ・トレルイエ/井出有治組の#12 GT-Rが完全制覇の総合優勝を獲得した。2位には影山正美/リチャード・ライアン組の#22 GT-Rが入り、本山哲/ミハエル・クルムの#23 GT-Rは5位となった。JGTC富士スピードウェイ戦は、GT-R勢大活躍の舞台となった。
決勝結果(2レースのポイントを集計した最終順位)
Pos. Car Name No. Total Point
1:カルソニックスカイライン #12 60
2:モチュールピットワーク GT-R #22 56
3:デンソーサードスープラGT #39 54
4:auセルモスープラ #38 53
5:ザナヴィニスモ GT-R #23 52