アウディ、今後は認定中古車拠点の充実も

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正規ディーラーの拡充とともに、アウディジャパンが目指しているのが認定中古車を扱う拠点の拡充だ。現在は各店舗が独自に中古車を扱っているが、2004年を目標にアウディジャパンとしての認定制度を定め、供給元も一本化するという。狙うは中古車市場での値崩れ防止であることはほぼ間違いないだろう。中古車オークションへの流出を阻止し、ひとつの商品として中古車を扱った方が自社の利益にも直結する。

アウディジャパンのヨハン・ダ・ネイスン社長は「現状、アウディのお客様はトヨタやスバルなど、日本メーカーからのクルマの代替が多いですが、今後はアウデイ車をアウディ車で代替するお客様は増えていくでしょうし、そうでなくてはいけません。そうしたサイクルを作るためには、自社でしっかりとした認定中古車の基準を策定し、品質についてもある程度の統一性を作らなくてはいけません。そのために東京と大阪、そして名古屋に中古車を集約する拠点を作る準備を行っています」と説明する。

東京と大阪については2004年夏の完成を、名古屋については2005年夏の完成を目指し、現在は拠点をどこに作るかなどの具体的な選定作業に入っているという。

「銀行にお金は用意してあって、出て行くのはいつかと待ち構えていますが、なかなか行き先が決まってくれません」とネイスン社長はジョークを飛ばすが、中古車ビジネスへの参戦がアウディジャパンにとって“避けて通れない道”であることは確実だ。

《石田真一》

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