アウディ・ジャパンは、6月の新車登録台数が、前の年の同じ月にくらべ18.4%増の1211台となり、1993年以来最高の実績を挙げた、と発表した。アウディ専売店の構築による販売力強化とアウディ『TT』やアウディ『A4アバント』といったモデルの販売が好調だった。
1-6月の実績も、前年同期にくらべ6%増の5848台となり、1993年以来過去最高になった。これにより、同期の純輸入車市場におけるアウディ車のシェアは、2002年の4.6%から0.2ポイント上昇し4.8%になった。
アウディ・ジャパンは、2001年初頭から全国主要マーケットで、アウディ専売店を順次オープンし、販売ネットワークの強化を図ってきた。これに加え、主要モデルの売れ行きが順調に伸びており、2002年は1万1747台と前年比44.5%も増え、純輸入車市場でのシェアも01年の3.2%から一気に4.6%に上昇した。
外国メーカー車の輸入車販売は前年割れが続いているなかで、ヨハン・ダ・ネイスン社長は「今年後半も厳しい市場環境が続くと思われるが、アウディ車の販売は、昨年の実績を超えると予測している」とコメントしている。