援助交際を装った中学生、相手のクルマ破壊

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北海道警は25日、援助交際を装って呼び出した男性を脅迫し、現金を脅し取ろうとしたとして、15歳から17歳の男女4人を強盗未遂容疑で24日までに逮捕していたことを明らかにした。また、共犯の12歳少年を補導し、児童相談所に通告している。

北海道警・三笠署の調べによると、この5人は今月12日、携帯電話の出会い系サイトに援助交際を持ちかける内容の書き込みを行い、これに応じて三笠市内に呼び出した36歳の男性に「カネを出せ」と脅迫した。

男性はクルマに乗って逃走しようとしたが、少年らは金属バットを使ってクルマのフロントガラスなどを破壊した。

警察では男性の告訴を受け、携帯電話の通話記録から相手を特定し、1人を逮捕。その後に共犯を相次いで逮捕、補導した。5人は同じ中学に通う先輩、後輩の間柄で、警察の取り調べに対しては「カネが欲しくてやった。こんなに早くばれるとは思わなかった」などと供述しているという。

携帯電話の出会い系サイトは会員登録制が多く、メッセージ書き込み時にはどの端末から行われているかを記録している業者が大半とみられる。今回はこうしたシステムのおかげで容疑者の割り出しがスムーズにいったが、逮捕された5人は出会い系サイトがこうしたシステムであることを全く知らなかったようだ。

《石田真一》

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