トヨタ自動車は6月26日に豊田市のトヨタ会館で開く定時株主総会に、24人の株主から提案のあった3議案を取り上げる。いずれも株主オンブズマン(本部・大阪市)が個人株主の賛同を得て提案した議案となる。
株主総会に諮るのは、取締役および監査役の報酬・賞与を年度ごとに個人別に開示するよう定款の一部変更を求めるものなど。この提案では「グローバルな事業活動を展開する当社が率先して開示することは国際的信用を高め、企業価値を増大させる」と訴えている。
このほか、期末配当を34円(トヨタ案は20円)とすること、株主総会の開催は集中日を避ける旨を定款に明記することの2議案が取り上げられる。トヨタは取締役会意見として、いずれの議案にも反対を表明している。