VW(フォルクスワーゲン)は、ポーランド工場で大幅な増産を計画していることを明らかにした。労働コストの安いポーランド工場を有効活用してコストの低減を図る。
ポーランドの中西部にあるポズナニにある工場で年産規模を2005年までに年産4万台を15万台に増産する計画だ。新たに『シティーバン』を生産する。『キャディ』の後継車で、新型生産車は、同工場の集中生産となる。年産10万台規模の予定。
VWでは、2006年までにポズナニ工場向けに総額6億ユーロを投資する予定だ。コストの安いポーランド工場を主力工場として積極的に活用していく方針だ。ただ、ドイツでは、メーカーが相次いで労働コストの安い東欧圏にシフト、ドイツ国内空洞化が問題となっており、ポーランドへの重点投資はドイツ国内で批判を呼び起こしそうだ。