米国株高を追い風に、全体相場は反発。平均株価は2月20日以来およそ3カ月半ぶりの8600円台を回復した。自動車株は全面高。
いすゞが前日比9円高の126円と勢いが止まらない。日産自動車は7円高の948円と3日ぶりに反発。フォードに対する無段変速機(CVT)供給を、大手経済紙が報じたことが好感された。5月の新車販売でトヨタ『カローラ』、ホンダ『フィット』がそれぞれ1位、2位に順位を上げ、株価も両社ともに続伸。
全面高の中で、三菱自動車工業のみがカヤの外。中国の販売店を4年で4倍増という好材料も出たが、筆頭株主ダイムラークライスラーのクライスラー部門が足を引っ張った。クライスラーの4−6月期の赤字転落が確実となったことで、嫌気した売り物が相次いだ。