気になるニュース・気になる内幕——今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。
2003年6月4日付
●サミット議長総括採択し閉幕(読売・1面)
●三菱「グランディス」、スバル「レガシィ」好調(読売・8面)
●「カブトムシ」さらに進化、VW「カプリオレ」13秒で屋根開閉(東京・8面)
●奥田碩・日本経団連会長が評価、りそな問題「危機を未然に防止」(東京・9面)
●電動いす、カラフル、目立つ色で安全(産経・8面)
ひとくちコメント
暗い色合いが多かった電動の車いすがカラフルに変身し始めたと、きょうの産経が経済面で取り上げている。走行中の車や歩行者など、周囲から見やすくすることで、安全性を高めようというのが狙いという。
記事によると、電動いすは、免許が不要なため、足の不自由な人や、坂道の多い地域での高齢者の移動用車両として需要が高まっているが、これまでは、グレー系など目立たない色合いが主流を占めていた。このため、電動車いすメーカーのヤマハ発動機やスズキなどは、後方からの認識性などを重視し、オレンジやラベンダーなどのカラーを採り入れることなったもの。
自動車メーカーなどは、人間工学に基づく「使いやすさ」を加味したユニバーサルデザインの取り組みに力を入れ始めているが、電動車いすのカラー化もその一環だとみられる。