加害者へ肩入れしたことに---虚偽調書作成の警官が停職処分

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静岡県警は29日、浜松中央署の交通指導課に所属する53歳の巡査部長が、交通事故目撃者を立ち合わせて実況見分を行っていないにも関わらず、これを行ったとする偽の調書を作成していたとして虚偽有印公文書作成、同行使容疑で書類送検したことを明らかにした。また、この巡査部長に対しては同日付で停職3カ月の懲戒処分が命じられている。

静岡県警・監察課の調べによると、この巡査部長は2001年の5月、浜松市内で発生した人身交通事故の処理を担当した際、実際には事故発生時の目撃者を立ち会わせた形での実況見分を行っていないにも関わらず、「現場で実況検分に立ち会い、証言したかのような調書」を作り、捜査資料として検察へ提出した疑い。

この事故では加害者側の証言と、被害者側の証言が食い違っており、かなり紛争した状態にあったが、目撃者証言は加害者側の主張を裏付けるものだった。

監察課の調べに対し、この巡査部長は「衝突地点について加害者と被害者の証言に食い違いがあった。加害者が主張を変えないため、目撃証言をそれに合せればスムーズに進むと思った」などと供述しているという。

警察では「あくまでも業務を停滞させないことが目的であり、加害者側に肩入れしたわけではない」としながらも、「招いた結果は重大」として虚偽有印公文書作成、同行使容疑で書類送検するとともに、28日付けで停職3カ月の懲戒処分も命じている。
《石田真一》

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