軽量化の技術としてアルミボディはよく知られているが、同時にコストも高い。そこで近年よく使われるのが高張力鋼板、いわゆるハイテン鋼である。ハイテン鋼なら強度を保ったまま薄い(=軽い)鋼板を使うことができるのだ。シャシー設計部の馬淵晃部長によると、コスト的には「行って来い」、つまり通常の鋼板よりは高いが、重量換算で軽くなる分安くすむので、結局変わらないとのこと。「先代のハイテン使用率10数%から、新型では重量比率で50%まで上げました」と、ホワイトボディのカットモデルを前に馬渕部長は話す。ピラーまわりやサイドシル、ストラットアッパー、サブフレームなどに使われている様子がわかる。さらに馬淵部長は続ける。「ボンネットとリアハッチゲート(ワゴン)はアルミを使いました。車体中心から遠い部分についてはヨーモーメントに響きますので」。要求強度が低い部位にはより軽い素材を「適材適所で使う」ということだ。このように、フルモデルチェンジならではの根本的な軽量化が、ホワイトボディの段階から計られている。
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