参加者集めの命令に---愛知県の暴走族追放条例初適用

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「追悼暴走」と称した暴走をメンバーに指示して、実際に暴走行為を行わせていたとして愛知県警は12日、今年4月1日に施行された愛知県暴走族追放条例を初適用し、17歳の暴走族リーダーの少年を同条例違反と道路交通法違反(共同危険行為・無免許運転)容疑で逮捕したことを明らかにした。

愛知県警・非行集団対策課、同・豊田署の調べによると、この少年は事故死した暴走族OBの追悼を目的とした集団暴走を企画。4月5日に自分が指揮する暴走族のメンバーに対して「4月8日に大規模な暴走をやる。追悼暴走だから天国の先輩に失礼の無いように特攻服を着て、バイクもしっかり磨いておくように」などと指示した。

4月8日深夜から翌9日未明にかけての数時間、豊田市や岡崎市などでバイク21台、総勢36人が参加する大規模な暴走を行った疑いが持たれている。ここ数年、大規模な暴走は激減していたが、愛知県警は事前にこの情報を入手。想定されるコースに覆面パトカーなどを配置。ビデオ撮影を行うなどして暴走の事実を確認した。

当初は道路交通法違反容疑で参加メンバーを逮捕していたが、その過程でリーダーと呼ばれている少年から暴走するメンバーを集めるように指示する発言があったことを確認。これが4月1日に施行した県の暴走族追放条例で定めた「暴走行為への勧誘」に該当すると判断。この少年に対しては県条例も適用することを決めた。

少年は暴走を指示したことについては概ね認めているが、指示の内容については黙秘しているという。
《石田真一》

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