ダイハツ工業が23日発表した2003年3月期連結決算は、売上高が前期比2.7%増の9695億円、純利益は58.7%増の147億円で2期ぶりの増収増益となった。経常利益は21.0%増の195億円だった。
前期からマレーシアとインドネシアの子会社が連結対象となって売り上げ増に貢献したほか、厚生年金基金の代行部分返上に伴う特別利益が140億円あり、純利益を大きく押し上げた。
04年3月期は売上高9900億円(2.1%増)、経常利益210億円(7.6%増)の予想。ただ、純利益は特別利益の減少により、25.6%減の110億円となる。山田隆哉社長は「国内の軽自動車販売は新モデルが好調であり、今期も維持して増益を確保したい」と述べた。