警視庁は16日、路上などに置かれていたオートバイを中心に70件あまりの盗難を繰り返していたとして、21歳の男ら7人(3人の少年含む)を窃盗容疑で逮捕したことを明らかにした。被害総額は3100万円近くに達するという。
警視庁の調べによると、直接の逮捕容疑となったのは今年1月16日の未明、世田谷区駒沢4丁目付近の路上に駐車されていた中型オートバイ1台(時価約30万円相当)を盗んだ疑いが持たれている。逮捕された7人は遊び仲間たが、主犯格とされた21歳の男が「暇だから何かスリリングなことやろう」と呼びかけてバイク盗難を繰り返していたとみられる。こうした遊び半分の盗難は昨年9月ごろから逮捕されるまでの半年間続けられ、判明しているだけで70件、3070万円の被害を出していた。
盗んだバイクは換金目的で転売されたとみられており、警察では7人を厳しく追及し、流出ルートの解明を急ぐ方針。