コンセプトTLは、今秋米国で発売する、アキュラ『TL』(日本名:ホンダ『インスパイア』)の2004年モデルのデザインスタディモデルとして、今回のNYショーに初出品したもの。現行モデルに比べ、全長を若干短くし、4ピストンのブレンボブレーキ、19インチアルミホイール、ハイパフォーマンスタイヤを装着、引き締まったスポーティなイメージとなっている。
また、ワイパーがなく、高圧空気でフロントガラスの雨や雪を吹き飛ばすジェットノズルが採用されている。さらに、ドアミラーの代わって同じサイドの位置に、空力や視界向上に寄与するコンパクトなリアビューカメラが装備されている。
アキュラTLは、アキュラチャンネルの最量販モデルとなっており、2002年の販売実績は6万0764台だった。今秋発売する新型は、現行モデルよりハンドリング、走行性能を大幅に向上させる。同時に、自動車への採用は世界初となる、DVD Audio 5.1やブルートゥースの携帯電話接続など、多くの新技術が搭載される予定だ。