トヨタ自動車は、世界最高の環境性能を追求するとともに、クルマの本質的な魅力である走行性能を飛躍させた新世代ハイブリッド・システム「THS II」を開発したと発表した。
THS IIは、プリウスやエスティマハイブリッド、燃料電池ハイブリッドなどで培ったハイブリッド技術を結集し、電源系の高電圧化をはじめとする制御系を進化とモーターの高出力化で効率を高め、性能を一段と進化させた。
電源は新開発の昇圧回路を組み込みバッテリー電圧を500Vに昇圧、モーター、発電機を高電圧で駆動することで、モーターの高出力化と電力損失の抑制を実現した。これによって現行のプリウスよりも燃費は10%低減できるのに加えて、1.5リットルエンジンでありながら、2.0リットルエンジン車の加速性能を実現した。