三菱電機製のカーナビゲーションの特徴的な機能として、JAVAテクノロジーを利用したゲームなどのアプリケーションがある。昨年の春モデルとして発売された『CU-V7000R』では8種類のアプリケーションがバンドルされており、ゲームメーカーのナムコからも専用ソフトが発売されていた。
この路線は『CU-H8000』にも継承されている。三菱電機ではJAVAアプリによるゲームもカーナビの持つエンターテイメント機能のひとつと位置づけているため、今回も数種のゲームがバンドルされている。バンドルソフトはCD-ROMで提供され、ユーザー自身がハードディスク(HDD)にコピーすることになっているが、これ以外にも同社サイトからダウンロードすることも可能だ。ダウンロードをする際にはユーザーが持つ携帯電話、そして携帯電話とナビ本体を接続するケーブル(7000円)が別途必要になる。
JAVAアプリ用のユーザーエリアは8MBで、1本あたりの容量が300〜500KB程度ということもあって、かなりの本数を収録できる。もちろん不必要になったアプリケーションの削除も自在にできる。ドライバーが運転中に楽しむという類のものではないが、通過に長時間を要する渋滞に遭遇した際、同乗者の気を紛らわせるといったときに重宝するアイテムとなるだろう。
また、今モデルから無料で提供される「季節情報配信サービス」への入口にもJAVAが使われていることが特徴だ。桜の開花状況やスキー場の積雪情報を提供するテレマティクスサービスだが、JAVAを使うことで少ない容量でも情報を効率よく表示できるようになっている。