路上殺人! ……クルマの追い抜きをめぐる交通トラブル

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北海道警は5日、美唄市内の市道で3日深夜に発生した交通トラブルを起因とした殺人事件の容疑者として現場近くに住む32歳の男を逮捕したことを明らかにした。暴行した事実を認めているが、殺意については否定しているという。

北海道警・美唄署の調べによると、この事件は3日の午後10時30分ごろに発生したとみられている。美唄市西2条北6丁目付近の市道沿いに住む住民から「男性同士が激しく言い争っていた。大きな物音がしたので外に出てみると1人の男性が頭から血を流して倒れていた」という内容の110番通報が寄せられた。駆けつけた警察官が路上に倒れている男性を確認。すぐに病院へ収容したが、すでに死亡していた。死因は窒息死とみられている。

路上にこの男性の乗っていたクルマが放置されており、クルマ自体に事故の痕跡が見られないことや、直前に他の男と言い争いをしていたという経緯から、警察では交通トラブルを起因とした殺人事件と断定し、捜査を続けていた。

詳細な現場検証は4日午前から行われたが、この際に現場付近で挙動不審な行動する男を捜査員の1人が発見。任意同行を求め、美唄署内で事情を聞いていたところ、4日深夜になってから「クルマの走行方法を巡ってトラブルになり、男性を殴った」と、犯行の一部を認める供述を行ったため、5日未明に殺人容疑で逮捕した。

男はクルマの追い抜きをめぐって被害者とトラブルになり、被害者のクルマを追跡した上で強引に停車させたこと。クルマから降りてきた被害者の男性を十数回殴ったことについては認めているが、「殺すつもりは全く無かった」と殺意ついては否定している。

《石田真一》

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