トラックと新幹線は競争しない……で、生まれたこのサービス

JR東海と西濃運輸は2日、新幹線を使って東京−大阪の各地域へスピーディに荷物を運ぶサービスを来月6 日からスタートさせることを明らかにした。新幹線の有効利用を進めるJR側と、モーダルシフトを進める 西濃側の考えが合致した結果だという。

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JR東海と西濃運輸は2日、新幹線を使って東京−大阪の各地域へスピーディに荷物を運ぶサービスを来月6日からスタートさせることを明らかにした。新幹線の有効利用を進めるJR側と、モーダルシフトを進める西濃側の考えが合致した結果だという。

集荷と配送は西濃運輸が担当し、東京−大阪間の輸送はJR東海が行う。西濃運輸は顧客から集めた荷物を駅まで運び込み、新幹線の車内販売用の品物が保管される倉庫に収める。JR側はそれを新幹線の車両に設置された車内販売用の物品スペースに収納し、各駅へ移動させることを担当。目的地に着くと再び車内販売用の品物が置かれる倉庫まで運びこまれ、それを西濃運輸が再びピックアップし、顧客の元に配送する仕組みとなっている。

東京−大阪間の移動を定時運行をモットーとする新幹線を使い、トラックで輸送するよりも確実に配送するということが狙いで、ビジネス目的で小荷物を運ぶ必要のある法人用として売り込んでいく。料金は東京23区から大阪市内まで輸送した場合、1kgまでなら1100円。目的地の駅から顧客間を直送するサービスも追加料金を払うことで実施する予定だが、この場合は東京−大阪間を4時間以内に配送できるという。

JRは新幹線設備の有効活用と、それを提供することでの増収が狙い。西濃運輸側はトラックのスピードリミッター規制で生じる配達時間の遅延を可能なかぎりカバーすることと、環境負荷の低減を目標に勧めるモーダルシフトの推進を狙いとしており、両社のニーズが合致したことがサービス実施につながった。
《石田真一》

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