イラク戦争開始後、新車販売は8%減……多いか少ないか、これからどうなるか

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今回のイラク戦争による米国の新車販売台数への影響は、20日木曜日の攻撃開始から23日日曜日までの4日間で前年同期比8%の減少。顧客満足度に関する調査・コンサルティングの国際的な専門機関、J.D. パワーの調査による。調査結果にフリートセールス(企業、団体を対象にした販売形態)は含まれない。

戦争開始直後2日間の新車販売は、対前年同日比で20日の木曜日には5%、21日の金曜日には2%減少した。新車販売ペースはこの1週間で激減し、通常、週の中で最も売上げが伸びる土曜日(22日)では対前年同日比14%、日曜(23日)では12%低下した。

J.D. パワーでは、これらの数字は予期されたものであり、2001年9月に起きた米国同時多発テロ事件後の25%減に比べれば落ち込みは少ないという。しかし新車販売は3月最終週も引き続き連日平均10%低下すると見込んでいる。J.D. パワーではこれらに基づき、2003年3月の乗用車およびライトトラックの販売台数を118万台と予測している。前年3月の販売台数は127万台。

《高木啓》

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