トヨタ自動車が発表した2月の生産・国内販売・輸出実績によると、国内生産が前年同月比1.6%減の30万395台と6カ月ぶりにマイナスとなった。北米需要の落ち込みで、北米向け輸出が大幅ダウンしたのが主因だ。
国内販売は同5.8%増の16万1408台だった。新型車ウィッシュなどの販売が好調で、2カ月連続でプラスとなった。輸出はアジア、オセアニア向けは順調だったものの、北米向けが同20.6%減の5万5599台と大幅ダウンし、全体も同4.3%減の14万2397台だった。
海外生産についても北米は落ち込んでいる。欧州もマイナスとなったが、タイなどが好調なアジア、オーストラリアが伸ばして全体は同6.7%増の17万3113台だった。
トヨタの米国販売は同1%減となっており、現地生産、輸出もダウンした。