20日早朝、福井県敦賀市内の北陸自動車道・下り線で、民間航空機用のジェット燃料を満載した大型タンクローリーが前を走る大型トレーラーに追突した。この事故で積荷の燃料に引火し、2万6000リットル分が焼失した。
福井県警・高速隊の調べによると、事故が起きたのは20日の午前5時5分ごろだという。敦賀市葉原の北陸自動車道の下り線で、渋滞のためにスピードを落とした大型トレーラーに、後方から走ってきた大型タンクローリーが追突した。追突事故は軽微なものだったが、タンクローリーに搭載していたジェット燃料2万6000リットルに引火。タンクローリーが炎上した。
タンクローリーには搭載されていたジェット燃料は灯油に近い成分をもった民間機用のもので、ガソリンと比べた場合の揮発性は弱かったが、初期消火に失敗したために消火が遅れ、結局積荷のほぼ全量を焼失。タンクローリーも全焼している。
警察では事故の原因を調べているが、タンクローリーの運転手が前方をよく見ていなかったものとみている。この影響で北陸自動車道は敦賀−今庄インターチェンジ間が一時通行止めとなった。運ばれていた燃料は備蓄用のもので、当日中の航空ダイヤへの影響はないものとされている。
●●●ガソリン価格上昇中! メールマガジン「デイリーニュースランキング」では、毎日、ガソリン給油価格を発表。実際に購入した価格の平均値です。---