見通しが悪い道路という自覚に欠けていた? 覆面パトカーが出会い頭に衝突

自動車 社会 社会

19日夜、奈良県大和高田市内の県道交差点で、逃走するひったくり事件の犯人を追跡中だった奈良県警・機動捜査隊所属の覆面パトカーと、60歳の女性が運転する乗用車が出会い頭に衝突するという事故を起こした。衝突の弾みで2台とも築堤から落下したが、この落下によって頭を強打した女性が意識不明の重体となっている。

奈良県警・機動捜査隊、高田署の調べによると、事故が起きたのは19日の午後7時45分ごろだという。大和高田市藤森の葛城川堤防上に設けられた県道交差点で、ひったくり犯を追跡していた県警・機動捜査隊所属の覆面パトカーが、60歳の女性が運転する乗用車と出会い頭に衝突。2台は衝突の弾みで築堤から10m下の河川敷まで落下した。この事故でパトカーを運転していた26歳の巡査長と27歳の巡査部長が頭に軽傷を負い、相手側のクルマを運転していた女性は転落した際に頭を強打し、意識不明の重体となっている。

警察の調べでは、覆面パトカーはサイレンと赤色灯を使用して走行していたが、事故を起こした双方のクルマが安全確認を怠った可能性が指摘されている。奈良県警では「追跡に問題は無かったと考えるが、結果的に市民を巻き込んでしまった点については大変申し訳なく思っている」とコメントしている。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース