三菱自動車は14日、完全子会社の三菱ふそうバス・トラックの発行済み株式400万株のうち、58%をダイムラークライスラーや三菱グループに売却し、三菱ふそうに関する出資手続きか完了したと発表した。
手続き完了によって新たな株主構成比率は、ダイムラーが43%、三菱自動車が42%、三菱重工業や三菱商事などの三菱グループが15%となっている。これまで三菱ふそうは、三菱自動車の100%子会社だったが、出資する各社によって三菱自動車には総額1226億円が払い込まれる。払い込まれた譲渡益で、三菱自動車は有利子負債の削減や事業の強化に活用すると、している。