運転代行業者のクルマを強奪---動機は「飲み代が高かったから」

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12日未明、富山県富山市内の繁華街で、泥酔していた21歳の男が付近の市道で客待ちの待機をしていた運転代行業者のクルマを襲撃。乗員2人を引きずり出した上で、クルマを奪って逃走するという事件が起きた。クルマは30m走ったところで他車と衝突する事故を起こし、運転していた男も駆けつけた警察官に逮捕されている。

富山県警・富山署の調べによると、事件が起きたのは12日の午前2時15分ごろだという。富山市中心部の繁華街、桜木町で客待ち待機をしていた運転代行業者の業務用車に若い男が近寄り、「ドアを開けろ、降りて来い」と怒鳴り散らした。乗員2人はこれを無視していたが、男はクルマの運転席側ガラスを素手で破壊。運転席にいた44歳の男性や、助手席にいた28歳の男性に対して殴る蹴るの暴行を行った。

男は2人に「クルマから降りろ、あっちへ行け」などと命じ、クルマを奪ってその場から逃走した。ところが男は泥酔状態だったため、30mほどをフラフラと走り、路上駐車していた他のクルマに衝突して止まった。男は通報によって駆けつけた警察官に強盗傷害の現行犯で逮捕されている。

警察の調べに対し、この男は「飲食代が高くて腹が立った」などと供述しているが、運転代行業者を襲ったことについてはその理由の供述を避けているという。警察では詳しい動機など、男を厳しく追及していく方針。

《石田真一》

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