春闘の一斉回答日である12日、自動車総連は2003年生活闘争についての談話を発表した。拡大戦術会議登録組合を中心に、賃金カーブ維持分の定昇を確保する見通しで、自動車業界の優位性を改めて示したかこうだ。
今春闘で12組合で構成する拡大戦術会議登録見合いの中では、ベアを要求したのは日産労組のみだったが、自動車総連全体の1060組合中、546組合が格差是正・賃金カーブ是正を根拠にベアを要求した。
12日の集中回答では、拡大戦術会議登録組合で12組合全てが賃金カーブ維持分を確保する見通しで、日産労組はベアを含めて満額回答した。労働の質的向上による成果配分6万円を要求したトヨタ労組も満額回答を獲得した。
一時金では、午後1時までに回答した6組合中、5組合が満額を獲得した。