イギリスの新聞、『デイリー・テレグラフ』が「フォード自動車には会社更生法申請による倒産の徴候があり、債権者による請求差し止めを裁判所に求める可能性がある」と報じたことが波紋を呼んでいる。新聞ではさらに会社格付け企業の社長の引用として、「フォードという名前がついていなければ、この会社はすでに倒産している」という言葉も報じた。
これに対し米国内のアナリストらは、フォードの株価が下がり続けており、コストカットも思った程順調に進んでいないことには同意している。さらにフォードが新モデルの導入時期を遅らせたことも、同社に決して良い影響を与えていないことも指摘した。
しかしフォードに倒産の危機がある、というコメントに関してはいずれも否定的で、このイギリスの報道には根拠がない、としている。フォードは現在のところこの報道に関してはノーコメント。