クルマを人力で押して暴走……謎の事故で1人重体

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8日午後、神奈川県横浜市港南区の市道で、ワゴン車が坂道を暴走して道路沿いのアパートに激突するという事故が起きた。この事故で運転席にいた女性が激突した際に胸を強打し、意識不明の重体となっている。

神奈川県警・港南署の調べによると、事故が起きたのは8日の午後1時45分ごろだったという。横浜市港南区上大岡西3丁目付近の路上でワゴン車が突然暴走し、道路脇のアパートに激突する形で停止した。この事故で運転席に半身を入れる形でハンドルにつかまっていた21歳の女性が激突の際にクルマと壁面の間に挟まれ、意識不明の重体になっている。

クルマを運転していた21歳の男性の話によると、事故の直前にワゴン車はバックの状態で坂道を上がろうとした。しかし、途中でクルマが動かなくなってしまったため、車外に出てクルマの前面に出て女性と2人で押そうとしていたところ、クルマが突然前に向かって動き出したという。

男性はクルマが動き出したのを察知してその場から逃げ出したが、女性はサイドブレーキを引こうと運転席の窓から半身を車内に入れていた。クルマはそのままアパートに激突し、女性はその際に窓枠部分で胸を強打し、負傷したとみられている。

警察では男性から事故当時の状況を聞いているが、2人でクルマを押すなど不審な点も多く、さらに調べを進めていく方針。

《石田真一》

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