ガラスの破壊だけが目的? 一晩で80台を超えるクルマが被害

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北海道警は5日、千歳市内の駐車場に置いていたクルマのガラスが何者かによって破壊される事件が相次ぎ、4日までに83台の被害が報告されていたことを明らかにした。いずれもガラスを破壊する被害のみで、車内を物色されたような形跡は無いという。

北海道警・千歳署の調べによると、最初の被害が通報されたのは4日の午前4時40分ごろだという。千歳市内に住む18歳の男性から「駐車場に止めていたクルマのガラスが割られた」と110番通報が寄せられた。その後、被害を知らせる通報が殺到。4日夕方までに80件を超える被害が明らかになった。

手口はいずれも共通で、先端が鋭利な形状の工具(非常用のガラス破壊ツールとみられている)を使い、道路に面した運転席側のガラス、あるいは右後部座席のガラスが割られていた。被害はガラスを割るのみで車内に物色されたような形跡も無く、何かが盗まれたという被害は報告されていない。

警察では愉快犯の犯行とみているが、市内15カ所で散発的に発生し、最も遠い場所は15kmも離れているという。警察では単独犯ではなく、複数で競い合うように行った可能性も高いとして、不審人物の洗い出しを急ぐ方針。

《石田真一》

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