F1のドン、バーニー・エクレストンがF1シリーズの権利を銀行から10億ポンド(約2000億円)で買い取ることを計画していると、イギリスの新聞が報じた。しかし、その条件はF1参戦中のチームが2015年まで参戦継続を了承することだという。
しかし主な自動車メーカーによって組織されているGPWC(グランプリ・ワールド・チャンピオンシップ)は、現行F1の基本合意がなされたコンコルド協定終了後となる2008年からライバルシリーズの立ち上げを計画しており、エクレストンの意向には賛成しない模様。
フェラーリのルカ・モンテゼモーロ社長は次のようにコメントしている。「バーニーは素晴らしいF1改革をやってくれた。しかし、ずいぶん方向転換してしまったようだ。それが彼の最大のミス。彼は自分の利益に固執しすぎた。2008年、我々の存在なしでは、銀行の持ち物は何の価値もないものになる。我々が準備している新しいチャンピオンシップは、銀行もバーニーも必要ない」