無免許少年と死のドライブ---深夜の無謀運転で3人が死亡

自動車 社会 社会

10日未明、栃木県石橋町内の国道352号線で、17歳の少年が運転する乗用車が道路脇の電柱に激突するという事故が起きた。この事故で同乗していた16歳の少年と17歳の少女が死亡。他の2人が重軽傷を負った。運転していた少年にケガはなかった。警察では少年を業務上過失致傷と道路交通法違反(無免許運転)の現行犯で逮捕し、今後は容疑を業務上過失致死に切り替えて捜査を続けていく。

栃木県警・石橋署の調べによると、事故が起きたのは10日の午前0時30分ごろだという。石橋町細谷の国道352号線を走っていた乗用車が道路左側の電柱に衝突後、弾みで対向車線側に飛び出し、さらに右側の電柱にも激突して止まった。この乗用車には定員を超える6人が乗車しており、助手席に乗っていた少年1人が死亡、もう1人が重傷。後部座席に乗っていた少女3人のうち、2人が死亡、1人が軽傷を負った。運転していた17歳の少年はケガもなく、無事だった。

警察では事故直後にクルマを運転していた少年を業務上過失致傷と道交法違反の現行犯で逮捕。搬送先の病院で同乗者のうち3人の死亡が確認されたことから、今後は容疑を業務上過失致死に切り替えて捜査を続けていく方針。

少年は警察の取り調べに対し、「仲間2人と一緒に街で声を掛けた少女らとドライブをしていた」と話しているという。クルマには定員を超える6人が乗車。死亡した3人はいずれもクルマの左寄りに乗っており、最初の衝突で致命的な衝撃を受けたとみられている。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース