免許返納の高齢者に交付する運転経歴証明書、昨年は約3500人に

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警察庁は6日、高齢や健康上の理由などから運転免許証を返納した人を対象に発行し、身分証明書として使用することができる「運転経歴証明書」の発行枚数が昨年6月の交付開始から11月末までに3479枚だったことを明らかにした。

運転経歴証明書は高齢者など、健康や身体・健康上の理由からクルマなどの運転を以後行わないことを決意して運転免許証を返納する人や、違反で取り消しを受けた人からの申し出を受けて発行するもの。

サイズは運転免許証と同一で、表面には免許を返納した(あるいは取り消された)日以前から5年間の「運転に関しての経歴」が表記される。優良運転者、一般運転者、違反運転者等の区分も末尾に振られた番号でわかる仕組み。運転免許証を以前所持していたことを証明するとともに、免許証と同様の身分証明書として活用することができる。

増え続ける高齢者ドライバー起因の事故に頭を悩めた警察庁が考案し、昨年6月1日の改正道交法施行とともに交付を開始。昨年11月末までの時点で3479人が免許証の返納に応じ、代わりに運転経歴証明書を交付しているという。

警察庁では「制度が浸透してくればさらに増えるだろう」とコメントしている。

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《石田真一》

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