届いた補修用パーツは違う車種---盗難車の偽装が発覚

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香川県警は7日、盗難したクルマの車台番号を別のクルマのものに付け替え、第三者に中古車として転売していた29歳の男を道路運送車両法違反の疑いで逮捕した。購入者がクルマの修理のために部品を発注したところ、そのクルマとは異なる車種の部品が届いたために発覚したという。

香川県警・坂出署と観音寺署の調べによると、この男は2000年8月、知人が経営する自動車修理工場に盗難車を持ち込み、エンジンルーム内部に刻まれた車台番号を別のクルマのものに付け替えた。そして盗難車であることを隠し、普通の中古車として第三者に販売した。

ところが昨年8月になり、このクルマに不具合が生じたため、修理しようとした業者が部品の発注をメーカーに対して行ったところ、このクルマとは違う別車種の部品が送られてきた。業者はメーカー側が発注を取り違えたものとして問い合わせを行った結果、そのクルマに付けられていた車台番号自体が別車種のものであることがわかり、改ざんが発覚したという。業者の報告により、所有者が警察に通報。警察が捜査を行ってきた。

逮捕された男は警察の取り調べに対して「盗難車であることは知らない。全く身に覚えがない」という内容の供述を繰り返し、容疑を否認している。

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《石田真一》

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