警視庁は7日、原付バイクを使い、都内で100件以上のひったくりを行っていた2人の男を逮捕したことを明らかにした。昨年5月に勤務していた会社をリストラによって退職して以降、ひったくりで生計を立てていたとみられている。
強盗傷害の容疑で逮捕されたのは千葉県我孫子市在住の28歳と29歳の男2人。警視庁・捜査三課と中野署の調べによると、この男2人は昨年12月26日未明、東京都中野区で自転車に乗っていた26歳女性の背後から原付バイクで接近。前かごに入っていたバッグを奪おうとした。ところが女性が盗まれまいと抵抗したため、顔面を数度殴り、全治1週間程度の軽傷を負わせた上、バッグを持ち去った疑いが持たれている。
目撃情報などからこの男らの存在が浮上し、7日に逮捕した。ところが取り調べの際に余罪を自供。自宅を捜索した結果、ブランド物の財布など多数の品物が発見された。警察では被害総額の算定を進めているが、現段階で100件近いひったくりへの関与を認めており、数百万円に達するのは間違いないとみている。
警察の調べに対し、2人の男は「昨年4月に揃ってリストラされ、再就職も難しいことから生活のためにひったくりを始めた」などと供述しているようだ。
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