三菱ふそうトラック・バス株式会社が6日から三菱自動車の100%出資子会社として発足した。今年3月には、ダイムラークライスラーや三菱グループが資本参加する予定だ。いすゞ自動車もSUVの自社生産から撤退、これで大型トラックを生産する国内メーカー4社は全て商用車専業メーカーとなる。
1932年に三菱重工業の前身である三菱造船がガソリンバスを製造して大型路線バスに「ふそう」の名前を付けてから、三菱のトラック、バスにはふそうを活用しており、新会社もふそうとなった。
新会社は今年3月に、三菱自動車が保有する三菱ふそうの株式をダイムラーが約890億円、三菱グループが310億円で買い取る予定だ。出資比率は、ダイムラーが43%で筆頭株主、三菱自動車が42%、三菱グループが15%となる。
社長はダイムラー出身のヴィルフリート・ポート氏、会長には宇佐美隆氏が就任するほか、ダイムラーから2人、三菱自動車から3人の合計7人の取締役で構成する。従業員は連結ベースで1万7000人、連結売上高は約7000億円で、国内では1、2位を争うトラックメーカーとなる。
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