警察庁は26日、「初日の出暴走対策本部」を同庁内に設置。全国の高速道路や幹線道路で12月30日深夜から1月3日早朝まで全国で一斉取り締まりを行なうことを明らかにした。暴走族の活動が活発な地域に各都道府県警からの応援部隊を投入するという。
暴走族の全体の数は減少傾向にあるが、一部地域では依然として活発な活動が続いている。全国でも有数の活動地帯とされる宮城、愛知、広島、福岡の各県では周辺の県にも応援部隊の派遣を要請する。
最大規模の取り締まりが行なわれるのは、関東一円や東海地方の暴走族が山梨県河口湖を目指すという初日の出暴走の阻止。今年の正月は取り締まり状況を少数の先遣隊が偵察し、警戒が手薄な場所を後方へEメールの使える携帯電話で連絡。そこを狙って現地到達を図るという手口を使われ、複数のグループら到達を許した経験がある。
今回の取り締まりでは警視庁、山梨県警(中央道側で阻止)、神奈川県警、静岡県警(東名高速側で阻止)だけではなく、一般道でも複数の検問所を設け、流入する暴走族の阻止を行う。13県からの応援部隊を含めて総勢1万6000人の警察官を動員するとともに、今回からはヘリコプターも本格導入し、上空と地上を連携させた取り締まりも行なう方針。
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