14日未明、東京都八王子市内の国道16号線の交差点で、左折しようとしていたバイク2台に後方から走ってきた乗用車が追突するという事故が起きた。この事故で1人が死亡、もう1人が意識不明の重体となった。警察では運転していた23歳の男を道路交通法違反(ひき逃げ、酒気帯び運転)と業務上過失致傷容疑で逮捕している。
警視庁・八王子署の調べによると、事故が起きたのは14日の午前1時ごろとみられている。八王子市大横町にある国道16号線と市道の交差点で、この交差点を左折しようとしていた2台のバイクに後続から走ってきた乗用車が突っ込んだ。2台は衝突の弾みで転倒し、18歳の少年が全身を強く打って間もなく死亡し、別のバイクに乗っていた17歳の少年も頭を強く打って意識不明の重体となっている。
乗用車ははそのまま現場から逃走したが、事故現場にナンバープレートが落ちていたことから、事故現場から数キロ離れた場所に住む男の家を訪れ、事情を聞いたところ飲酒運転とひき逃げの事実を認めたため、道交法違反(ひき逃げ、酒気帯び運転)と業務上過失致死傷の疑いで逮捕した。
警察の調べに対し、男は事故当時に飲酒していた事実を認めるとともに「近くのコンビニで酒を買って飲んだ。飲酒運転が発覚するのが怖くなって逃げた」と供述しているという。事故現場となった交差点は左折しかできないが、男の家に戻るためにはどこかでUターンするしかなく、この手間を惜しんだことが事故につながった。