曙ブレーキ工業は、三菱自動車の新型車『コルト』向けに、ブレーキモジュール部品の納入を開始した、と発表した。ブレーキのモジュール化は各社が開発に取り組んでおり、曙ブレーキとして三菱への納入が初めてとなる。
納入を開始したモジュール部品「ブレーキコーナーモジュール」は、ブレーキの各部品を予め組み立てて自動車メーカーに納入するもので、自動車メーカーにとっては組み立て工程の削減というメリットがある。
曙ブレーキは、摩擦材とブレーキの機械部分の生産を行うメーカーだが、今回、三菱と協力し、ブレーキ性能の向上を図るため、モジュール化に向けた開発を行ってきた。ブレーキ回りのモジュール化によって、新車の開発期間も短縮できるため、今後も自動車メーカーへの提案を積極的に行っていく。