17日メキシコシティの最終戦で、2002年CARTチャンピオンのクリスチャーノ・ダマッタは慣れ親しんだCARTに別れを告げ、F1への挑戦を開始する。
「僕がCARTで過ごした時間は何にも代え難いもの。このシリーズは、チャンピオンシップを獲得するという僕の夢の実現を手助けしてくれた。恩返しできるなら、何でも協力したい。出来る限りCARTをサポートしていくよ」とCARTへの感謝を述べたダマッタ。
F1とCARTを制覇したエマーソン・フィッティパルディは、「クリスチャーノのここ2シーズンには私を含む誰もが魅了されたことだろう。世界でも最も競争の激しいカテゴリーでこれほどの独占を成し遂げたことは、4つの全く異なるタイプのサーキットで見せた彼の才能、パフォーマンスの高さ、コンスタント性はワールド・クラス。F1でもワールドチャンピオンとなれる資質と言えるものだ。シーズンを通してこれほどタイトなフィールドで優位に立てた彼はまさにチャンピオンにふさわしい」とダマッタの才能を高く評価。
毎年投票によって選出されるアメリカの「ドライバー・オブ・ザ・イヤー」にも選出され、栄誉を胸にフランス、ポールリカールへと向かった。