アメリカでは通称アントン法と呼ばれる、自動車関連の新しい法案が国会を賛成多数で通過した。この法案は、NHTSAに対し自動車乗車における子供の安全についての法的な権限を与える、というもの。
具体的には、2008年モデルから後部座席の中央にも3点式シートベルトの設置を義務付ける、などが含まれる。NHTSAは現在以上の権限を与えられ、自動車メーカーに対し違反への罰則を含む取締機能を持つ。同時に、チャイルドシートのメーカーに対しても、体重が50ポンド=22.7kg以上の子供にも対応できるチャイルドシートの販売を義務付ける。
アメリカではチャイルドシートの装着義務付けは4歳であり体重が40ポンド=18.1kg未満の子供が対象だったが、今年より法律が変わり6歳、60ポンド=27.2kgに引き上げられた。しかし現在の規制ではチャイルドシート自体は体重が50ポンドまでの子供が対象となっている。