28日、日野自動車が発表した2003年3月の連結中間決算によると連結売上高は前年同期比6.1%増の3901億円と増収となった。営業利益も同33.4%増の50億円、経常利益は同2.2倍の37億円になり、好決算となった。
しかし、販売台数では国内が同5.4%減の1万5000台、海外が同28.3%増の9800台だった。さらに、トヨタからの受託生産車は同26.9%増の8万9000台と急増した。景気低迷による普通トラックの国内販売は落ち込んだが、海外とトヨタからの受託生産車でカバーした。とくに、トヨタからは経営支援に近い格好だ。
2003年3月期連結決算の見通しは売上高が123%増の8400億円、経常利益が同4.5倍の100億円を見込んでいる。