【JIDAフォーラム】日産ゴーン社長「デザインは国の文化ではなくメーカーの文化」

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【JIDAフォーラム】日産ゴーン社長「デザインは国の文化ではなくメーカーの文化」
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19日、社団法人日本インダストリアルデザイナー協会=JIDAが、「新世紀デザイン革命---美しく豊かな国への挑戦」をテーマにフォーラムを開催した。日産のカルロス・ゴーン社長が基調講演を行なった。参加者との間で有意義な質疑応答が交わされた。

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参加者:日本の文化をどうデザインに反映していくのか。

ゴーン:30年前と比べて自動車メーカーの数が減っている。20世紀のメーカーはその国の文化を自ずと反映し、その国を代表していた。メーカーの数が減るいっぽう、残ったメーカーの事業はインターナショナルとなり、各地域で最適な商品を送り出すようになった。

そうなるとメーカーが本拠を置く国の文化の重要性は薄れ、メーカーの個性・文化が重要になってくる。21世紀において、製品デザインは会社そのものをより強く反映していく。

複数の国際市場に展開する“インターナショナル”ではなく、単一地球市場の“グローバル”展開の中で、メーカーは最善のソリューションを見つけなければならない。革新は異なる文化の協力でうまれる。たとえば日産では日欧米のデザイナーが協力して日本向けのクルマをデザインしている。メーカーの文化において、21世紀はデザインが重要になるのだ。

《レスポンス編集部》

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