今回発表された秋冬モデルのうち、最も特徴的なのは2DINサイズのワンボディナビゲーション『INE-W099』だろう。アルパインがこれまでに蓄積してきた技術を凝縮した自慢の一品だ。
元々はディーラーオプション用としてアイシン・エィ・ダブリュと共同開発したモデルをベースに、さらにリファインを施している。2DINサイズのボディに様々なアイテムを組み込むというのは、他のメーカーのモデルにも見られる。だが、アルパインのこだわりは「市販ナビならでは、アルパインならではの音の良さ」ということ。
ナビ部には、同社のDVDナビとして最高スペックを誇る『時短ナビDVD099』シリーズと同じ演算エンジンをベースに進化している。最詳細データベースや高速演算処理によるスムーズな描画機能など、主だった機能は余すことなく採用されている。
また、オーディオ部には昨年のフラッグシップモデルだった『MDA-W977J』の基幹部分を採用。クリアで滑らかな音の良さもしっかりと継承した。
それぞれ単体で購入すると現在でも合計30万円近くなってしまうが、INE-W099の標準価格は27万8000円。実売で25万円程度になると予想されている。そもそも2DINのスペースしかないクルマのオーディオスペースが足りなくなってしまう。機能は同一、本体はひとつ、価格もこなれ、質に妥協しない、アルパインの提案だ。
発売は11月中旬で、ボーナス商戦に向けた目玉として投入される。「AVNタイプがほしい」という方は要チェック!