シトロエンとプジョーは同じ「PSA」グループの一員であり、『C3』と『206』のエンジンは基本的に同じものだ。トランスミッションで差別化が図られた格好で、1.4リットルモデルにはティップシフト付き“トルコン”4ATが、1.6リットルモデルには「センソドライブ」が組み合わされた。
このセンソドライブとは、いわゆるクラッチレスMTで、シフトパターンはシーケンシャル。シフトノブに加えて、ステアリング裏側のパドルでもシフトチェンジが可能だ。アルファロメオの「セレスピード」と同等の機構と考えてよい。
広報室の宮之原博之マネージャーによると、「開発はシトロエン中心に行われた」とのことで、定評ある1.6リットルエンジンとセンソドライブは、「スポーティーなクルマです」とのことで、興味深い組み合わせだ。
いっぽうの1.4リットルはコンベンショナルな構成で、「幅広いお客様にアピールする」ことになるだろう。