暴走族同士の大規模な抗争、始まる? --- 横浜で車両28台が破壊

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9日午前、横浜市港南区上永谷の舞岡公園の駐車場内で暴走族同士の対立抗争とみられる大乱闘があり、乗用車11台、バイク17台が鉄パイプ状のもので破壊されるという被害があった。たまたま近所を原付バイクで通りがかった少年がメンバーと誤認され、集団暴行を受けて全治1カ月の重傷を負わされるという巻き添えも出ており、警察では逃げたグループの行方を追っている。

警察の調べによると、事件が起きたのは9日午前7時から8時に掛けての1時間あまりとみられている。通報があったのは午前8時ごろで、近くの住民から「暴走族30人ぐらいが大暴れしてクルマを叩き壊している」という内容の情報が寄せられ、警察官が現場に急行した。

警察官が現場に着いた時点ですでに暴走族の姿は無かったが、駐車場内にはガラスやボンネットを鉄パイプか金属バットで破壊されたクルマ11台と、暴走族のものらしい17台の改造バイクが発見された。また、近くに倒れていた少年を発見し、事情を聞いたところ、たまたま現場を通りがかった際に暴走族に誤認され、10人程度の集団から暴行を受けていたことがわかった。少年は打撲がひどく、病院に収容されたが1カ月の重傷と診断されている。

被害の状況から、警察では暴走族同士の対立抗争が原因とみているが、横浜市内を拠点とする暴走族グループの間には大規模な紛争がここ数年発生していないことから、他地区から襲撃に訪れた可能性もあるとして、対立しているグループの解明を急ぐ。

《石田真一》

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