情報筋によるとホンダは、10月10日に『アコード』をフルモデルチェンジし、セダンは同日、ワゴンは11月15日から発売開始する。扱い店の全国主要クリオ店の営業担当者向けの説明会や試乗会を実施しているが、その評価はまちまちの状況にある。
売れると評価している声は「スタイリングの良さ、ハイクオリティ感、走りのポテンシャルの高さは一級品であり、トヨタ、日産のどのセダンやステーションワゴンよりも上だ」といった見方をしている。
売れないと懸念する声は「クオリティの高さは感じるが、ボディサイズが『マークII』並みに大きくなったのにエンジンは4気筒だから売り方が難しい。価格も210-240万円と高くなったから販売台数は稼げないのでは」というのである。ライバルが、セダンがマークII、ワゴンがマークIIブリットになると、現在どちらも売れ行き不振に悩んでいるのだから、楽観できないといえる。
ボディサイズは上級の『インスパイア/セイバー』、『アヴァンシア』並だから新型アコードの登場によって、これらが余計に売れなくなり、生産中止に追い込まれる可能性が強いのは確かなようだ。