業界筋のまとめによると8月の普通トラック(積載量4トン以上)販売台数は前の年の同じ月にくらべマイナス6.2%の4985台となり5カ月連続で前年水準を下回った。年間でもマイナスとなるのは確実な見通しでトラック市場の回復にはまだ時間がかかりそうだ。
8月のメーカー別実績によると日野自動車が前年同月にくらべ2%減、三菱自動車が12.6%減、いすゞ自動車が2%減、日産ディーゼル工業が7.4%の減少と全メーカーがマイナスとなった。自動車NOx法改正の絡みで一部地域に代替需要が出ているものの全体としては相変わらず低調だった。
1月からの累計も前年同期にくらべ8.5%減の4万5389台と大幅な減少。全社がマイナスで特に三菱といすゞの落ち込み幅が2ケタ減と大きい。市場がこのままの状態で推移すれば年間実績でマイナスとなるのは確実で採算の目安となる8万台のラインを4年連続で割ることになる。
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