マツダが27日発表した7月の実績によると欧州向け輸出が前年同月にくらべ144.8%増の2万794台となった。新型車『アテンザ』のほか『ファミリア』『プレマシー』の受注が好調だった。輸出の好調で国内生産は12.2%増の7万5010台となり5カ月ぶりに増加した。
アテンザの欧州への輸出台数は7月だけで1万3000台余りとなり欧州向け輸出の半分以上を占めた。同モデルは初夏から同地域への輸出を開始した。このため昨年実績にくらべるとアテンザ分が純粋に上乗せされたことになる。またプレマシーやファミリアの販売も増加し全体水準を押し上げた。
輸出は欧州だけでなくアジア、アフリカ、オセアニア向けも増加し全体では21.3%増の5万4333台と3カ月連続のプラスとなった。国内販売はアテンザを投入したものの既存車の減少に歯止めがかからず4.4%のマイナスになった。
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