新型『デミオ』はボディも完全新設計だ。旧型が1985年にデビューした初代『フェスティバ』のパーツを流用して作られていたため、一気に15年以上の進歩を遂げたといっても過言ではないだろう。
ボディの設計にあたっては、最新のコンピュータシミュレーションを用いた上で実車走行テストを徹底的に行い、ボディ全体の曲げ剛性、ねじり剛性に加え、ボディの局部剛性についても的確な強化が施されている。
サスペンションは旧型と同じ前マクファーソンストラット、後トーションビーム式だが、全面的に新設計され、コンパクトで高機能なものに仕立てられている。形式上4WD化は難しく、当面FFのみの展開となりそうだ。
ボディサイズは全長3925mm(旧型比+125mm)、全幅1680mm(同+10mm)、全高1530−1545mm(同+10mm)と、依然としてコンパクトで使いやすいサイズにとどまっている。